2025/10/10
人と思想 29 熊沢蕃山
熊沢蕃山は,陽明学の中江藤樹の学問を出発点としたが,藤樹の学問が心の内面に向き合い人格の修業を積む,静の学問であったのに対し,蕃山の学問は行動的で実際的であった。蕃山は,岡山藩池田光政の庇護下,自らの学問を実際に生かすべく,農業や教育の分野で種々の改革を行うが,彼の思想は幕府に危険思想と見なされ不遇の生涯を閉じた。蕃山の生涯と思想を現代の課題を踏まえつつ具体的に描く。
・人と思想 29 熊沢蕃山
※旧版の人と思想29『レーニン』は,様々な事情で新装版にできず,内容が1991年ソ ビエト連邦崩壊前の情報で古くなるため絶版となっております。
 
				