内容紹介
ミルは幼児から天才教育を受け,14歳にして大学教育に匹敵する学力を持っていた。彼は当初ベンサム主義の有名な学者であった父の影響で功利主義の立場をとるが,一部特権階級の存在に疑問を感じ,社会主義に接近する。そして「働かざるものは食うべからず」の原則が貧者だけでなく万人に適用されることを理想とした。
目次(内容と構成)
Ⅰ J・S・ミルの生涯
現代に生きる思想家
ミルの生いたち
青年時代
豊かな思想家の誕生
社会的円熟
Ⅱ J・S・ミルの思想
ミルの著作
ミルの経済思想
ミルの倫理思想
ミルの社会思想
ミルの『自由論』
ミルの政治思想
ミルと婦人解放運動
ミルとマルクス
エピローグ
年譜
参考文献
さくいん