一般書籍

新装版 人と思想 15

カント

著者・編者 小牧 治
判型 新書
ページ数 264ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42015-4
発行年月日 2015/9/10

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内容紹介

カントはフランスの啓蒙思想家たちが,封建的な道徳や信仰の権威を打ちこわしたあと,個人や社会の善意の普遍的な基準となる道徳法則を確立した。≪純粋理性批判≫≪実践理性批判≫≪判断力批判≫は三大批判書と呼ばれ,カントの思想の中心をなすものである。それらの中で,真理,道徳,美を徹底的に追求していく。

目次(内容と構成)

カントについて ――カントとわたし――
  カントにひかれて
  わたしに投げかけられた問題
  カント的精神はいずこへ
Ⅰ カントの住んだとき・ところ
  期待された不自然 ――片すみの、東ブロイセンでの物語――
  殿様の時代からフリードリヒの世紀へ
  住みなれた、ケーニヒスベルク
Ⅱ 哲学研究にささげられた生涯
  つつましい一市民のせがれ
  わが道を行く、大学教師
  思想遍歴のスケッチ
  老衰とのたたかい
  人間カントのおもかげ
Ⅲ 人間とは何であるか ――カント哲学が探究したもの――
  批判哲学の課題
  人間は何を知りうるか ――『純粋理性批判』――
  人間は何をなすべきか ――『実践理性批判』――
  道徳と自然との調和 ――『判断力批判』――
  人間は何を望んでよろしいか ――『たんなる理性の限界内の宗教』――
  『永久平和のために』
  けっきょく、人間とは何であるか ――『実用的見地における人間学』――
おわりに ――カントを活かす道――
カント年譜
参考文献
さくいん