内容紹介
いま私たちは情報社会、あるいはメディア社会に生きています。スマートフォンを携帯し、ソーシャルメディアを駆使して世界とつながっています。
このグローバル化はいつから始まったのでしょうか。私たちの距離感覚を激変させたラジオ放送、大衆を国民化した総力戦と世論調査など「メディア史」から現代社会の成り立ちを歴史する一冊です。
目次(内容と構成)
はじめに:近代民主主義は「大衆の国民化」を必要とした!
1. 「遅れてきた国民」は大衆的公共性にどう向き合ったのか?
2. 「輿論の世論化」。どちらもヨロンと読みますか?
3. 情報社会もメディア社会も総力戦から生まれたもの?
4. 初めて国民文化を具現したのはラジオ文明?
5. 世論調査は国民共同体を確認する装置?
おわりに:グローバル化時代のメディア史的思考―国民のまま歴史できるか?