文学模擬裁判のつくりかた
国語科と公民科をつなぐ。
著者・編者 | 礼埜和男 |
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判型 | A5 |
ページ数 | 224ページ |
定価(税込) | 1,760円 |
ISBNコード | 978-4-389-50154-9 |
発行年月日 | 2025/1/17 |
内容紹介
三つの有名文学作品を題材とし,原作で語られている内容に即して,刑事事件として模擬裁判を開廷。
主人公たちが犯した罪について法廷の場にあげ,模擬裁判として追及します。
3つの事件をあなたはどのように裁きますか?
事件 1……………………高瀬舟(森鷗外)
喜助が病気に苦しむ弟の自殺を助けたのは,
本当に同意殺人なのか,あるいは生活苦からの殺人なのか。
事件2……………………羅生門(芥川龍之介)
下人が羅生門にいた老婆の身ぐるみを剥いだのは,
自身の身の危険を感じた緊急避難なのか,単なる強盗なのか。
事件3……………………こころ(夏目漱石)
「私」と「K」が暮らす下宿部屋で,なぜ「K」は襖を開けて自殺したのか。
「私」には「K」を自殺に追い込むほどの殺意があったのか,否か。
■ご購入者様への限定特典
文学模擬裁判の『高瀬舟』シナリオに基づいた,指導動画をご覧いただけます。
また,本書で取り上げました3 作品の模擬裁判で活用できる資料やシナリオを
ダウンロードできるサービスもご用意しております。
*動画視聴やダウンロードの際にかかる通信料はお客様負担となります。あらかじめご了承ください。
目次(内容と構成)
はじめに
非常識のススメ −文学模擬裁判ってなんでしょう−
文学模擬裁判について
基本的な法律(裁判)の知識
『高瀬舟』で文学模擬裁判
1 『高瀬舟』について
2 『高瀬舟』の舞台について
3 争点
4 翻案
5 事件発生から起訴まで
6 シナリオ
7 登場人物のキャラクタリゼーション
8 配役
9 医学的・歴史的背景
10 シナリオの改変
11 演技
12 評議・判決・振り返り
コラム
『羅生門』で文学模擬裁判
1 『羅生門』について
2 『羅生門』の舞台について
3 争点と法律の説明
4 翻案
5 事件発生から起訴まで
6 シナリオ
7 登場人物のキャラクタリゼーション
8 配役
9 医学的・地理的背景
10 シナリオの改変
11 演技
12 評議・判決・振り返り
コラム
『こころ』で文学模擬裁判
1 『こころ』について
2 『こころ』ゆかりの舞台について
3 争点と法律の説明
4 翻案
5 事件発生から起訴まで
6 シナリオ・公判の流れ
7 登場人物のキャラクタリゼーション
8 配役
9 医学的観点と検証
10 シナリオの改変にあたって
11 演技
12 評議・判決・振り返り
コラム
おわりに―文学模擬裁判のススメー