内容紹介
いま私たち日本人は選挙権を持っています。政府への要望や不満を目にしたり,語ったりします。
でもこれは当然のことではありません。世界にはそうできない国が沢山あります。
江戸時代の日本もそんな国の一つでした。
この本では,日本がどのようにして自由のある国に変わったのか,明治維新から立憲政治の
始まった時代までを取り上げて考えた一冊です。
目次(内容と構成)
はじめに:日本人が選挙権を持つのはなぜだろう?
1. 江戸時代の日本ではどのように政治が行われていたのだろうか
2. 「公議」「公論」と暴力はどのように出現したのだろうか:1858~60年
3. 徳川の体制はなぜ大崩壊を始めたのだろうか:安政5年の政変(1858年)
4. 「公議」政体への転換はどう始まったのだろうか:1862~66年
5. 「王政・公議」体制への転換はどう実現したのだろうか:1867~68年
6. 新政府の連発した改革はどんな緊張を生んだのだろうか:1869~77年
7. 立憲君主政はどのように始まったのだろうか:1877~1906年
おわりに