一般書籍

つなぐ世界史2 近世

著者・編者 岩下 哲典 岡 美穂子
判型 A5
ページ数 208ページ
定価(税込) 2,530円
ISBNコード 978-4-389-22602-2
発行年月日 2023/6/30

オンライン書店で購入する

amazon
楽天

内容紹介

■人・もの・地域をつないで紡ぐ歴史シリーズ(全3巻)
 地域をつなぐ/過去と現在をつなぐ/歴史への様々な「思い」をつなぐ/最新の研究成果と市民をつなぐ/次世代の未来につなぐ
 さまざまなつながりを見れば、新しい世界が見えてくる
■第2巻は近世の世界史。あなたの暮らす地域・日常と,世界の歴史とのつながりを体感できる,数々のエピソードが満載! 近世の世界を行き交った人・ものたちは,私たちに何を語りかけてくるだろうか?
■編集委員 井野瀬久美惠/岩下哲典/岡美穂子/藤村泰夫

目次(内容と構成)

はじめに 
第2巻 序

第1章 16世紀の世界
世界の一体化の時代(村井章介) 
種子島から考える世界史(関周一)
大友氏遺跡の発掘と豊後府内の国際性(坪根伸也)
信長の黒人「サムライ」弥助(ロックリー・トーマス)
世界を駆ける銀(仲野義文)
秀吉の朝鮮侵略と通信使(米谷均)

第2章 17世紀の世界
アジアの海と進むグローバル化(岡美穂子)
三浦按針(ウィリアム・アダムズ)(桜井祥行)
水戸黄門はラーメンを食べたのか?
―徳川光圀が出会った大陸の人と文化(門井寿通)
シナ海域における鄭氏の活動(久礼克季)
国宝「慶長遣欧使節関係資料」から見える世界史(佐々木和博)
ユーラシアに広がるチベット仏教の世界(杉山清彦)
アンコール遺跡の墨書
―「祇園精舎」と勘違いした江戸時代の日本人(岩下哲典)
東インド会社のアジア進出と日本(フレデリック・クレインス)
海賊の黄金時代(藤村泰夫)
17世紀の手紙とグローバルな場に生きた日本女性たち(白石広子)

第3章 18世紀の世界
世界の構図の転回(杉山清彦)
日本の蘭学・洋学の誕生
―シドッチの日本潜入と新井白石・将軍吉宗の海外研究(岩下哲典)
漂流民がもたらした日露交流(濱口裕介)
江戸時代の人体解剖―西洋学術の普及をめぐって(海原亮)
奴隷貿易(島田竜登)
アメリカ船レディ・ワシントン号の紀州寄港
―太平洋航路の開拓(稲生淳)
近世の琉球―首里城,街並み,人びとの暮らし(石井龍太)
北方世界を結ぶ「交易民」アイヌ(濱口裕介)

第4章 19世紀の世界
19世紀の日本―東アジア―世界(佐野真由子)
江戸のナポレオン情報の流入とその後(岩下哲典)
愛知の「ものづくり」のルーツをたどる(林順子)
太平洋捕鯨時代の日本(都築博子)
東アジアの情勢と中国・日本の開港(後藤敦史)
諸藩の留学生とパリ万博での維新前哨戦
―薩摩・長州vs.幕府・佐賀(塚越俊志) 
武器はめぐりくる―19世紀半ばの武器移転と幕末日本(金澤裕之)
浮世絵にみる東西文化の交流―海を渡った江戸のメディア(藤澤紫)
海を渡った日本の文物―異文化をつなぐプレゼント(岩下哲典)

おわりに
編者・執筆者紹介