一般書籍

つなぐ世界史 1 古代・中世

著者・編者 岡 美穂子
判型 A5
ページ数 248ページ
定価(税込) 2,530円
ISBNコード 978-4-389-22601-5
発行年月日 2023/3/31

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内容紹介

■人・もの・地域をつないで紡ぐ歴史シリーズ(全3巻)
 地域をつなぐ/過去と現在をつなぐ/歴史への様々な「思い」をつなぐ/最新の研究成果と市民をつなぐ/次世代の未来につなぐ
 さまざまなつながりを見れば、新しい世界が見えてくる
■第1巻は古代~中世の世界史。遠い昔の物語ではない、人・もの・地域の歴史を掘り起こし、歴史といまのつながりを見つめる
■第2巻「近世」、第3巻「近現代/SDGsの歴史的文脈を探る」は2023年5月以降、順次刊行予定
■編集委員 井野瀬久美惠/岩下哲典/岡美穂子/藤村泰夫

目次(内容と構成)

はじめに
第1巻 序

第1章 1世紀~2世紀の世界
概説 「古代帝国」の時代―思想が地域と地域をつなぐ(市川裕)
縄文文化(岡田康博)
弥生時代の交流結節点・原の辻遺跡(古澤義久)
時空を超える『楚辞』(矢田尚子)
乾燥世界における人びとの暮らしとシルクロード(粟屋祐作)
ローマ帝国(藤井崇)

第2章 4世紀~6世紀の世界
概説 巨大古墳と東アジア(桃﨑祐輔)
巨大前方後円墳の築造(海邉博史)
ローマの崩壊とゲルマン人の移動(南雲泰輔)
中部ユーラシアを動く―4~7世紀の十字路(妹尾達彦)

第3章 7世紀~8世紀の世界
概説 イスラーム国家の出現とアフロ・ユーラシアへの拡大(三浦徹)
国際都市 平城京(稲田奈津子)
上総の「望陀布」(廣川みどり)
訳経僧霊仙(榎本渉)
世界につながる唐帝国(妹尾達彦)
イスラームの拡大とキリスト教世界(仲田公輔)

第4章 9世紀~10世紀の世界
概説 ヴァイキングの時代(小澤実)
古代の秋田城(篠塚明彦)
円仁の旅(磯寿人)
アッバース朝イスラーム帝国の統治体制―カリフの総督か,それとも君主か(橋爪烈)

第5章 11世紀~12世紀の世界
概説 武士と騎士の誕生(高橋慎一朗)
平氏政権と唐物(関周一)
日宋貿易と森林資源(伊藤幸司)
硫黄島(山元研二)
十字軍と「キリストの騎士」(櫻井康人)
エピソード・トピック 映画『キングダム・オブ・ヘブン』(櫻井康人)

第6章 13世紀の世界
概説 モンゴルの世界帝国(諫早庸一)
鷹島海底遺跡―海底に埋もれた蒙古襲来(池田榮史)
モンゴル帝国と日本―「元使塚」から見えてくる世界史(福本淳)
「透頂香」を生んだヒト・モノの連関(向正樹)
マルコ・ポーロとラシード・アッディーン―『世界の記述』と『集史』の記す中国(諫早庸一)

第7章 14世紀~15世紀の世界
概説 世界の一体化への助走(伊藤幸司)
日明貿易と硫黄―鉱物資源から見る室町・戦国(鹿毛敏夫)
津軽安藤氏の交易世界(篠塚明彦)
13~15世紀のアイヌの北方交易(中村和之)
万国津梁の琉球王国(村木二郎)
中世日本のジェンダー関係(久留島典子)
イブン・バットゥータと鄭和(四日市康博)
オスマン帝国のユダヤ教徒(宮武志郎)

おわりに
編者・執筆者紹介

特徴