内容紹介
偉大なるギリシアの哲人ソクラテスは,その怪異な風貌で若くして有名であった。しかし,一度でも彼と話をすれば忘れることのできない魅力を持っていた。ソクラテスは青年に「勇気とは何か,徳とは何か」という問答(ダイアログ)を投げかけ,善悪の区別の存在を認識させ,「無知」を認めることで「真知」への意欲を書き立たせた。
目次(内容と構成)
Ⅰ ソクラテスの生涯
永遠の哲人
ソクラテスの死――謎――
ソクラテスの生きた時代
ソクラテスの生まれた前後のアテナイ
ソクラテス盛年時のアテナイ
ソクラテス思想誕生の背景
ペリクレスの死とソクラテス
ソクラテスの活動
ソクラテスの前半生
ソクラテスの回心
ソクラテスの後半生
ソクラテスとソフィスト
ソクラテスの弟子
Ⅱ ソクラテスの思想
アポロンの使途
無知の知
産婆術
永遠なるもの(イデア)
最後にさし示すもの
ソクラテスの遺産
年譜
参考文献
さくいん