内容紹介
■推薦のことば
【栗田佳代子 東京大学教授・オンライン講座「インタラクティブ・ティーチング」講師】
かの「アクティブラーニング」は結局うまくいったのか?
「主体的・対話的で深い学び」は、『成った』のでしょうか?
コロナ禍という嵐を経験し、新学習指導要領に切り替わった今
あらためて自らの教育について問い直すときにきています。
「過去を未来に活かす」ための真摯な振り返りが、ここにあります。
■内容紹介
歴史総合 始動!
日本全国の社会科教員に大きなヒント、共感、そして勇気を贈ります
教育改革、アクティブラーニング運動の渦中で授業実践の改善を行ってきた執筆者たちの記録と新科目 歴史総合、これからの歴史教育への展望
“同僚と失敗や経験を共有するかのごとく”
◎これまでの授業実践の遍歴を振り返る自分史年表
◎歴史総合を見据えた授業実践
◎「失敗」と「越境」から得た経験、試行錯誤の実録
目次(内容と構成)
序 歴史教育と授業・学びのデザイン (宮﨑 亮太)
Ⅰ章 「アクティブ(・)ラーニング」と「主体的・対話的で深い学び」との併走
・「アクティブ(・)ラーニング」の黎明期を走り抜けた先に―日本史の授業実践を〈歴史総合〉につなげるには― (皆川雅樹)
・対話を通して実践を捉え直し、歴史学習をデザインする (宮﨑亮太)
・「アクティブラーニング」「主体的・対話的で深い学び」の授業への「越境」 (金子勇太)
Ⅱ章 ファーストペンギンとしての苦悩と葛藤
・連携の授業革新 ―「越境」の主体は、だれだったのか― (前川修一)
・未来へ越境する歴史教育 (梨子田喬)
・立場を越え、世界史を通じて共に学ぶ授業への挑戦 (田中愛子)
Ⅲ章 目の前の生徒たちと向き合う中での試行錯誤
・失敗がつなぐ〈歴史総合〉と〈総合的な探究の時間〉 (土居亜貴子)
・主体的・対話的で深い学び(AL)への挑戦 (西本貴博)
・[focus]観点別評価との付き合い方 (若松大輔)
結 「越境」と歴史教育―〈歴史総合〉をきっかけとした「越境学習」のすすめ― (皆川雅樹)