なぜ「啓蒙」を問い続けるのか 電子書籍版
歴史総合パートナーズ⑬
著者・編者 | 森村 敏己 |
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判型 | A5 |
ページ数 | 104ページ |
定価(税込) | 864円 |
発行年月日 | 2020/10/02 |
内容紹介
■「歴史する?」高等学校の新科目「歴史総合」に向けた新シリーズ!私たちを取り巻くさまざまな物事を,日本史・世界史の枠組みにとらわれない視点から広く,深く考えていきます。新たな学びのパートナー,学び直しのパートナーとしておすすめします。
■18世紀のヨーロッパで展開された「啓蒙」運動は、近代という時代の基礎を築いた要因のひとつとされ,そのために賞讃されることもあれば,批判されることもあります。
■本書では,こうした「啓蒙」観からはいったん離れて,18世紀の人々が自分たちの世界をどう理解し,何を求めていたかを探ります。そうすることで,なぜ,わたしたちは今も「啓蒙」を問い続けるのかを考えたいと思います。
目次(内容と構成)
はじめに―より良い社会の可能性を求めて
1. 意外と難しい「啓蒙とは何か」
(1)啓蒙への批判
(2)啓蒙批判はどこまで正しいのか
(3)様々な「啓蒙」
(4)それでも「啓蒙」は存在する?
2. 「啓蒙の世紀」とはどんな時代か
(1)広がる世界
(2)出版と読書
(3)人々のネットワーク
(4)「世論」の台頭
3. 啓蒙はどんな社会を目指したのか
(1)豊かさの追求
(2)社会改革と人権意識
(3)文明と進歩―啓蒙の歴史観
おわりに―知の力を信じる