一般書籍

新装版 人と思想 1

老子

著者・編者 高橋 進
判型 新書
ページ数 208ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42001-7
発行年月日 2015/9/10

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内容紹介

道学の始祖老子は,周末の乱世に人心と道義の腐敗を嘆き,「道」を説いた。それはむずかしい徳義ではなく,最も自然の道(理)であった。すなわち,「自然は無であり,無は不変なり。無なる自然に従わず,小手先で人間を混乱させるのが知識である。人間がうぬぼれを捨て,無欲であれば天下は自ら定まる」というものであった。

目次(内容と構成)

Ⅰ 老子と『老子』書
  概説
  漢代の学問
  司馬遷父子の思想と生涯
  『史記』の老子伝
  『史記』老子伝の問題点
  老子および『老子』書をどうみるか
Ⅱ 『老子書』の背景
  春秋・戦国時代
  百花斉放、百家争鳴
Ⅲ 老子の思想
  哲学の意義
  道について
  徳について
  聖人の徳
  治政――聖王の治
  もとに帰る
  あとがき
   参考文献・テキストなど
   さくいん