一般書籍

差別のない社会をつくる人権学習

ハンセン病問題から学び、伝える

著者・編者 ハンセン病市民学会教育部会(編著者一覧は内容紹介に記載)
判型 A5
ページ数 360 ページ
定価(税込) 2,530円
ISBNコード 978ー4ー389ー50141-9
発売日 2022/02/05

内容紹介

■本書は、ハンセン病市民学会教育部会の方々が16年近いハンセン病回復者と学習者・先生方との交流、人間的関わりの中からハンセン病に対する「偏見・差別の連鎖を断つ」ことを目的として、教育実践を通じ、ハンセン病問題における歴史の教訓を社会の在り方へ引き継ぐために編纂されました。
■学習に向かう視点、授業での実践例、Q&Aなど、わかりやすい具体例とともに、法令や体験談、史実など必要な資料が豊富に掲載されています。
■ハンセン病問題は現在進行形の私たちみんなの課題です。コロナ禍を経験した今だからこそ伝えたい!学校教育や社会教育において、ハンセン病問題を子どもたちとともに考え、「ハンセン病問題から学び、伝える」その環を広げていきましょう。

「どうか、過酷な差別を生きてきた人たちがその経験から得た突き抜けるようなにんげんとしてのやさしさを、子どもたちに伝えてほしい」
                                           ハンセン病家族訴訟 原告団長 林 力

〈編著者〉(50音順)
相川 翼    江連 恭弘   佐久間 建   延 和聰
〈著 者〉(50音順)
浅川 身奈栄  阿部 光希   石山 春平   井上 昌和
内田 博文   小倉 実花   加來 康宣   鏑木 恵子
亀濱 玲子   宜寿次 政江  金 貴粉    黒尾 和久
後藤 泉稀   近藤 剛    柴田 健    鈴木 陽子
平良 仁雄   髙石 伸人   髙橋 和    高橋 悠太
高橋 渉    田中 彩乃   知念 正勝   茶圓 亮一
辻 央     德田 靖之   延 総史    林 力
氷上 信廣   廣本 雄大   福安 和子   松岡 節子
松下 德二   村松 翼    森 和男    吉幸 かおる
ハンセン病家族訴訟 原告番号21番
ハンセン病家族訴訟 原告番号169番

目次(内容と構成)

推薦の言葉
まえがき
第1章 差別の連鎖を断つ
    ─ハンセン病問題から学び、伝えるということ─
第2章 回復者と交流できた20代が学び、伝えたいこと
第3章 ハンセン病問題からコロナ禍を問う
第4章 教育界の加害責任
    ●人物コラム● <出会いと証言> S・ショウジさん
第5章 ハンセン病人権学習で大切にしたい10の視点
    ●人物コラム● <出会いと証言>近藤 宏一さん
第6章 ハンセン病問題の授業づくりQ & A
    ●人物コラム● <出会いと証言>桜井 哲夫さん
    ●人物コラム● <出会いと証言>杉野 桂子さん
第7章 ハンセン病人権学習の実践例
 実践例① ハンセン病問題との出会い
    ─二つの導入資料をもとに学習問題づくりへ─
 実践例②「 隔離の療養所」に気づき、らい予防法を学ぶ
 実践例③ ハンセン病の正しい理解
    ─プレゼンテーション資料をもとに学び、考え合う─
 実践例④ ハンセン病療養所での「閉ざされた生活」
    ─当事者からの聞き取りによる資料を活用─
 実践例⑤ ハンセン病裁判はどんな裁判だったのか?
    ─原告の思いを受け止め、その意義を学ぶ─
    ●人物コラム● <出会いと証言>森元 美代治さん
 実践例⑥ 不自由な手はわたしの人生のくんしょう
    ─平沢保治さんの生きる姿から学ぶ─
 実践例⑦ 生まれる前に命を奪われた子どもたち
    ─遠藤さんと太郎くんから学ぶ─
 実践例⑧ ハンセン病家族訴訟から学ぶ
 実践例⑨ 菊池事件から考える憲法・人権
 実践例⑩ きみ江さんとの出会いから
 実践例⑪ 藤崎陸安さんとの出会いから
    ●人物コラム● <出会いと証言>藤崎 陸安さん
 実践例⑫ ヒューマンライツ部のハンセン病問題学習
    ●人物コラム● <出会いと証言>金 泰九さん(泰は二本横棒)
 実践例⑬「 ハンセン病問題」を大学生はどう学んだか
    ─「地域からの断絶」の観点から─
第8章 裁判の意義と学校教育が果たす役割
    ●人物コラム● <出会いと証言>志村 康さん 
    ●人物コラム● <出会いと証言>玉城 しげさん
    ●人物コラム● <出会いと証言>上野 正子さん
第9章 回復者・家族訴訟原告の声
 ①ハンセン病回復者として生きる
 ②ハンセン病家族を生きて
 家族訴訟原告の声⑴
 家族訴訟原告の声⑵
 家族訴訟原告の声⑶
第10章 社会教育が果たす役割
 ①ハンセン病資料館の設立とその活動
  特別寄稿「佐川修さんとハンセン病資料館」(宮崎 駿さんの講演録)
    ●人物コラム● <出会いと証言>山下 道輔さん
 ②重監房資料館─「特別病室」問題を学ぶ─
    ●人物コラム● <出会いと証言>谺 雄二さん
 ③拠点としての療養所内博物館
    ●人物コラム● <出会いと証言>金城 雅春さん
第11章 市民・地域の活動が果たす役割
 ①「 熊本判決をふまえ、真実を学び・考え・行動しよう」を合言葉に!
 ② 谺さんに鼓舞されて歩んだ「群馬・ともに生きる会」の活動
 ③なかったことにしないために「ともに考える」
 ④子育ては親育ち大人育ち 幼児期からの人権学習
 ⑤ハンセンボランティア「ゆいの会」の活動
 ⑥「 自分ごと」として捉えるために─瀬戸内3園の取材から
 ⑦福岡での授業づくり
 ⑧菊池恵楓園でのボランティア活動から
 ⑨ これまでも、そしてこれからも、テゲテゲながらも「共に歩む」
 ⑩退所者の愛楽園ガイド
    ●人物コラム● <出会いと証言>平良 仁雄さん
 ⑪命と命が共鳴する場をつくる
    ●人物コラム● <出会いと証言>金城 幸子さん
 ⑫宮古でのボランティア活動
 ⑬ 子どもたちへ平和な島を継ぐために─みやこ・あんなの会─
 ⑭「南風(パイカジ)の会」─人と人との交流を求めて
    ●人物コラム● <出会いと証言>知念 正勝さん
資料編
 ◆日本におけるハンセン病療養所
 ◆日本国内のハンセン病療養所一覧
 ◆ 優生保護法に基づくハンセン病を理由とする不妊手術と中絶の届出件数
 ◆ハンセン病に関する年表
 ◆法令集
 ◆ハンセン病と教育に関わる文献紹介
あとがき