一般書籍

陸奥 宗光

新装版 人と思想 193

著者・編者 安岡 昭男
判型 新書
ページ数 228ページ
定価(税込) 1,320円
ISBNコード 978-4-389-42193-9
発行年月日 2016/3/25

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内容紹介

明治外交の懸念であった条約改正をなしとげた陸奥宗光。幕末の激動期に藩閥ではない紀州に生まれたが,頭角を現し,農商務大臣にまで上り詰め,剃力大臣の異名を取るほどの活躍ぶりであった。しかし,病魔には勝てず,日清戦争の二年後に五〇代半ばの若さで世を去った。本書では,彼の政治家としての評価はもちろん,その交友や家庭人としての姿も含め,回想や逸話を交えて,多角的に人物像を描き出しながら,その行動の基となった思想を明らかにしようとした。

目次(内容と構成)

はじめに
Ⅰ 激動の時代に
   維新期の陸奥
   県知事そして藩政執事
   租税頭として
   入獄
Ⅱ 修学、そして官界復帰へ
   外遊の旅
   外務省入省
   駐米大使として
   議会と農商務大臣
   内閣政部部長として
   農商務大臣としての活動
Ⅲ 条約改正への道
   陸奥外交の一歩
   条約改正の取り組み
   条約改正の達成
   日清戦争へ
Ⅳ 無比の評論家
   晩年の陸奥
   陸奥宗光の家族と人物評
   『蹇蹇録』について
おわりに
あとがき
付載 陸奥の処世訓
年譜
参考文献
さくいん