一般書籍

スタール夫人

新装版 人と思想 185

著者・編者 佐藤 夏生
判型 新書
ページ数 232ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42185-4
発行年月日 2015/9/10

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内容紹介

フランス革命勃発時の財政総監ジャック=ネッケルの愛娘であるスタール夫人は,ロマン主義理論を確立した文学者として,『デルフォース』や『コリーヌ』でヨーロッパに大きな反響を巻き起こした小説家として知られる。激動のフランス革命期を生き抜き,皇帝ナポレオンと対立して追放の憂き目にあうが,自由を求めてモスクワを経てロンドンに亡命する。本書は,夫人の生涯と思想を,近年の活発なヨーロッパでの研究結果をふまえて,生き生きと描き出した,日本初の著作である。

目次(内容と構成)

はじめに
Ⅰ スタール夫人の生涯
   サロンの少女
   結婚、そして革命
   ナポレオンの台頭
   亡命の旅路
Ⅱ スタール夫人の思想
   革命を乗り越えるために
   ロマン主義理論の形成
   旅する肖像力
   自由を求めて
   スタール夫人の現在
あとがき
年譜
参考文献
さくいん