一般書籍

ビスマルク

新装版 人と思想 182

著者・編者 加納 邦光
判型 新書
ページ数 256ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42182-3
発行年月日 2015/9/10

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内容紹介

ビスマルクは,第二次世界大戦以前の日本では「鉄と血」の意志で対外戦争を遂行し,ドイツを統一した建国の大立者であった。しかし,戦後には,「社会主義者鎮圧法」などで強権を振るった保守反動の政治家,ヒトラーにつながる軍国主義者として敬遠されるようになった。本書では,ビスマルクの実像に迫るため,彼の私生活とその生身の人間像に視線を向け,彼の政治と彼の成し遂げたドイツ統一の意味を,当時の日本との関連,また一九九〇年のドイツ再統一や「欧州連合」との関連も踏まえながら,今一度検証しようとする。

目次(内容と構成)

Ⅰ 生い立ちから結婚まで
 一 ビスマルク誕生前夜のドイツの状況
 二 幼年時代
 三 初等教育、中等教育
 四 大学時代
 五 官吏生活、田舎生活
 六 マリー=フォン=タッデン
 七 ヨハナとの結婚
Ⅱ 政治家ビスマルク
 一 政治への道
 二 三月革命
 三 反革命
 四 オルミュッツの協約
 五 外交官時代
 六 大命降下
 七 対デンマーク戦争
 八 対オーストリア戦争
 九 ビスマルクの姿勢の特色
 十 戦後の状況
 十一 隊フランス戦争
 十二 ドイツ帝国の創立
 十三 帝国の統治体制
 十四 保守への転回
 十五 文化闘争
 十六 社会主義者鎮圧法
 十七 帝国成立後の外交
 十八 ビスマルクの社会政策
 十九 ビスマルク辞任
 二十 引退後のビスマルク
Ⅲ ビスマルクの人物像と業績
 一 ビスマルクの敵
 二 ビスマルクの人物像と業績の総括
あとがき
年譜
参考文献
さくいん