一般書籍

トルストイ

新装版 人と思想 162

著者・編者 八島 雅彦
判型 新書
ページ数 224ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42162-5
発行年月日 2015/9/10

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内容紹介

世界文学中の二大傑作『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』を生み出したロシアの文豪トルストイ。彼には類稀な広い視野と目に映る広大な生活の隅々までを識別する豊かな感受性とがあった。この豊かな精神は,一方で真理を探究してやまない精神でもあった。彼は,絶対的な自由を,真の創造性を,そして人生の本当の意味を執拗に求め続けた。彼がついに見つけだした人間にとっての自由と創造性,生きる意味とはいかなるものだったのか。トルストイの投げかける問いかけは,現代においてどんな意味を持ちうるのだろうか。

目次(内容と構成)

はじめに
第一部 トルストイの生涯
 第一章 ヤースナヤ・ポリャーナ
 第二章 農民たち
 第三章 『幼年時代』と二つの戦争
 第四章 文学者たちの中で
 第五章 ふたたび農民たちの中へ
 第六章 農穣の一五年
第七章 新たな仕事の始まり
 第八章 闘いに次ぐ闘い
 第九章 家出
第二部 トルストイの思想
 第一章 教育について
  (一) 「教師のための一般的注意」
  (二) トルストイの教育観と教育事情
 第二章 権力と愛をめぐって
  (一) 「境界と国家」
  (二) トルストイの宗教思想
 第三章 芸術について
  (一) 「芸術について」
  (二) トルストイの芸術論
 第四章 思想家トルストイの役割
  (一) 「三つの喩え話」
  (二) 思想家トルストイの透視力
 第五章 最後のメッセージ
  (一) 「自分自身を信じること」
  (二) トルストイにとっての神
あとがき
年譜
主要作品
参考文献
さくいん