一般書籍

新装版 人と思想 149

良寛

著者・編者 山崎 昇
判型 新書
ページ数 268ページ
定価(税込) 1,320円
ISBNコード 978-4-389-42149-6
発行年月日 2016/7/25

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内容紹介

江戸時代末期,越後の片隅に生きた良寛は,自由に生きるとはどういうことかを詩歌や書で深く語りかける。越後の出雲崎で旧家の長男として生まれたが,一八歳で剃髪して良寛と名のった。後に玉島円通寺の国仙について徳度,彼に随行して修業に励み,国仙の入寂後は諸国を行脚し,四〇を過ぎてから越後に帰った。彼は僧でありながら寺を持たず,名利にとらわれず人と自然をこよなく愛して自然に溶け込み,七四歳まで生き抜いた。本書は,今なお多くの人たちから慕われている「良寛さま」の実像と思想を,浮き彫りにした力作である。

目次(内容と構成)

はしがき
Ⅰ 雪国の山河
   おいたち
   港の丘
Ⅱ 修行の日々
   師の法愛
Ⅲ 騰々任運の人生
   いが栗の山路
Ⅳ 人は情の下に住む
   まごころの人
   良寛と交わった人々
Ⅴ 山より下る
   山麓の嵐
   天の怒り
Ⅵ 愛の絆
   つきてみよ
Ⅶ 庇護者たち
   心の通じ合った庄屋たち
Ⅷ 良寛と任術医たち
   インテリ層の医師たち
あとがき
年譜
参考文献
さくいん