一般書籍

新装版 人と思想 144

吉田松陰

著者・編者 高橋 文博
判型 新書
ページ数 260ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42144-1
発売日 2015/9/10

内容紹介

幕末の危機の時代に,二九年の短い生涯を松陰は激烈に生きた。鎖国の禁令を犯しての「下田密航事件」などの過激な行動によって人々に衝撃を与え,松下村塾を主宰して高杉晋作・伊藤博文らの幕末維新の俊傑を輩出した。そうした松陰の行動は,幼い頃からの熱心な学問的営為に裏打ちされたものであるが,彼が常に唱えたのは「立志」と「実行」である。重要なのは,そこに新しい精神が生成したことである。彼は,封建的割拠を統一的国民国家へと転換して,日本の独立を確保する明治維新の社会変革を,精神の次元で先取りして示した。

目次(内容と構成)

はじめに ――吉田松陰への視座
Ⅰ 修業時代
   近親による教育
   兵学修業
   諸国遊歴
   東北旅行
Ⅱ 海外渡航
   ペリー来航
   下田密航事件
   松陰の自首
Ⅲ 幽囚
   「幽因録」
   野山獄
   「議孟余話」
   論争
   松下村塾
Ⅳ 激発
   日米修好通商条約問題
   献策
   倒幕理論
   間部詮勝襲撃計画
Ⅴ 草莽崛起
   再入獄
   孤立
   伏見要駕策
   「義卿が崛起の人なり」
Ⅵ 不朽なる神
   松陰の江戸召喚
   死罪の告白
   「留魂録」
おわりに ――吉田松陰と現代
年譜
参考文献
さくいん