一般書籍

大乗仏教の思想

新装版 人と思想 132

著者・編者 副島 正光
判型 新書
ページ数 212ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42132-8
発行年月日 2014/9/10

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内容紹介

大乗仏教とは,インドの仏教史において,原始仏教・部派仏教に続いて展開した仏教である。初期の大乗仏教は,根本思想から離れていった部派仏教に対し,ゴータマ= シッダッタの思想に帰ることを目的としていた。本書では,初期大乗仏教の経典である般若経典類から,仏教の基本思想を明らかにし,一つの哲学体系の構築を試みる。古代インドで展開された哲学が,現代を生きる私たちに伝えるものは何であろうか。「われわれはいかに生くべきか?」の問いを考える際の拠り所となることを願うものである。

目次(内容と構成)

はしがき
Ⅰ 大乗仏教に至るまでの仏教の流れ
   ゴータマと原始仏教
   部派宗教
Ⅱ 大乗仏教の思想――般若経典を中心に――
   般若経典
   人生論
   倫理学
   存在論
   理論
    空の理論
    「AはAでない、それはAと言われる。」の倫理
Ⅲ 大乗仏教の展開
   般若経典とその後の大乗仏教
   さまざまな大乗経典
   中観派
   唯識派
   如来蔵思想
年表
参考文献
さくいん