一般書籍

新装版 人と思想 131

モーパッサン

著者・編者 村松 定史
判型 新書
ページ数 240ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42131-1
発行年月日 2015/9/10

オンライン書店で購入する

amazon
楽天

内容紹介

彗星のように,一九世紀の世紀末を駆け抜けたギィ= ド= モーパッサン。四三年という短い生涯に残した作品はゆうに三〇〇編を越える。短編「首飾り」,中編「脂肪の塊」,長編『女の一生』,どれをとっても傑作というほかはない。フローベールの薫陶を受け,鋭く磨き上げられた写実主義の筆法には,世界中の作家が称賛の声をあげた。生きることの快楽も貪欲に飲みつくすモーパッサンとは,皮肉とユーモアとそして悲哀に満ちた,飽くなき人間の探究者ではなかったか。

目次(内容と構成)

はじめに
Ⅰ モーパッサンの生涯
   温暖なノルマンディーで
   役人暮らしと文学への道
   小説家として
   病と死の影
Ⅱ モーパッサンの文学世界
   詩作品
   中・短編小説
   ノルマンディーの風土から
   戦争の果実
   小役人に悲喜劇
   娼婦の館から
   怪奇と幻想
Ⅲ 長編小説の構築
   冷徹さと憐れみと――『女の一生』
   内的矛盾の発見――『ベラミ』
   時代気質の描写――『モントリオル』
   永遠のテーマ、近親憎悪――『ピエールとジャン』
   老醜への嫌悪――『死のごとく強し』
   新時代の恋愛の不毛――『われらの心』
Ⅳ 紀行作家として
   南方への旅――『太陽の下へ』
   南フランス周航――『水の上』
   イタリア周航――『放浪生活』
あとがき
年譜
参考文献
さくいん