一般書籍

新装版 人と思想 103

シュトルム

著者・編者 宮内 芳明
判型 新書
ページ数 240ページ
定価(税込) 1,320円
ISBNコード 978-4-389-42103-8
発行年月日 2016/8/25

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内容紹介

シュトルムは『インメンゼー』や優れた叙情詩で有名であり,『ヴェロニカ』『大学時代』など庶民生活を描いたので,今日でも人々に愛されている。しかし彼には,故郷シュレヴィヒ・ホルシュタインの独立運動に加担したためデンマーク政府に追われ,やむなくプロイセン王国に亡命し,やっとのことで帰郷するという苦難の時代があった。晩年には,歴史小説や『白馬の旗手』という壮絶な作品を描いて,この世の矛盾を痛烈に批判した。彼のこの社会批判が現代ドイツに当てはまり,注目を浴びている。

目次(内容と構成)

まえがき
Ⅰ 夢多き青春時代
   生いたちの記
   大学時代
   第一次フーズム時代
Ⅱ 判事として、小説家として
   ポツダム時代
   ハイリゲンシュタット時代
   第二次フーズム時代
Ⅲ 創作に専念した晩年
   ハーデマルシェン時代のシュトルム
   シュトルムの思想
   あとがき
    年譜
    参考文献
    さくいん