一般書籍

新装版 人と思想 102

T・S・エリオット

著者・編者 徳永 暢三
判型 新書
ページ数 264ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42102-1
発行年月日 2014/9/10

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内容紹介

革命的な長詩『荒地』で英米の詩界に衝撃を与えたT.S.エリオットは,日本の詩人にも影響を及ぼした。それは,荒地グループの作品が明らかである。また,エリオット研究者の数も多い。しかし,人間エリオットについては,彼自身が私生活を語ることが少なく,資料不足もあって,陰影あるエリオット像は得られていない。本書では人物としてのエリオットの表裏を描き出し,彼の詩の手引きをすることを心がけている。エリオットの伝記はその詩を直接には解説しないにせよ,深いところでは人生と詩は互いに照らし合っていることが分かる。

目次(内容と構成)

はじめに
Ⅰ T・S・エリオットの生涯
   一、出発――幼時の精神的風土、ハヴァード大学
   二、イギリスへ渡る――詩人としての出発
   三、英国国教会に入信
   四、ヴィヴィエンと別居――『四つの四重奏』
   五、ヴィヴィエンの死、ノーベル賞、劇作
   六、再婚、晩年
Ⅱ T・S・エリオットの詩とその思想
   一、「J・アルフレッド・プルーフロックの恋歌」
   二、『荒地』
   三、『四つの四重奏』
Ⅲ T・S・エリオットの思想的特徴
   一、異神を求めて
   二、キリスト教観
   三、エリオットの批評用語
   年譜
   参考文献
   さくいん