俠の歴史 西洋編 下
俠の歴史シリーズ
| 著者・編者 | 堀越 宏一 |
|---|---|
| 判型 | 四六判 |
| ページ数 | 404ページ |
| 定価（税込） | 1,870円 |
| ISBNコード | 978-4-389-50125-9 |
| 発行年月日 | 2020/08/17 |
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内容紹介
士は己を知る者のために死す、「俠」とは、おとこ気。おとこだて、いさみはだの女。義に富み強気をくじき弱きを助ける勇者のこと。
歴史上無数にいる「俠者」から「これぞ」という生き方や死に様をした人物を精選して掲載。清水書院の歴史シリーズ『悪の歴史』の姉妹編登場!
宗教改革者ウィクリフ、背徳の作家サド侯爵を支えた夫人、アラモで玉砕した米国の英雄デイヴィ・クロケット、ヒトラーに抗して処刑された女学生ゾフィ-・ショル、「俠」という観念や言葉のない西洋にも、信念や仲間のために自己を犠牲にした俠者はいた。
目次（内容と構成）
はしがき─堀越宏一……………………3
西洋編（下）
ウィリアム・ウォレス イングランド支配に抗うスコットランドの勇者─有光 秀行…………………12
エティエンヌ・マルセル 王と市民が協力するフランス王国の実現を目指して─佐藤 猛……………………26
ベルトラン・デュ・ゲクラン フランス国王軍大元帥になった傭兵隊長─林 亮……………………42
ジョン・ウィクリフ 「悪魔の手先たち」との激論に挑んだ学者─馬渕 彰……………………58
ヤン・ジシュカ フス派軍を率いて何度も十字軍を撃退した隻眼の常勝将軍─藤井 真生……………………74
シャルル突進公 独仏間に第三の王国樹立を夢見たブルゴーニュ公─堀 越宏一……………………90
ジローラモ・サヴォナローラ フィレンツェから世界の改革を目指した説教師─三森 のぞみ……………………104
ゲオルク・フォン・フルンツベルク 信義を貫いた「ランツクネヒトの父」─鈴木直志……………………122
ブルボン大元帥 「逆臣」という汚名を着せられた諸侯─上田 耕造……………………134
トーマス・ミュンツァー 「千年王国」の実現を夢見た革命の神学者─野々瀬 浩司……………………150
ジェラード・ウィンスタンリ 貧民の窮状を救え、イングランド革命期のディガー運動─穴井 佑……………………168
ジョン･ウェスレー 「貧しい人々」の救済に生涯を捧げた司祭─馬渕 彰……………………180
サド侯爵夫人 「牢獄作家」の誕生を見守った女性─嶋中 博章……………………196
コンチューシュコ 祖国と異郷で、ポーランド・リトアニア再興のための生涯─白木太一……………………212
アンリ･グレゴワール フランス革命期、一級の革命家にして、孤高の聖職者─山中 聡……………………226
デイヴィ・クロケット アラモ砦の戦いで運命を変えた米国史上の英雄─牛島 万……………………240
ヴィクトル・ユゴー 虐げられた人々に連帯し、権力に屈しなかった文豪─上垣 豊……………………256
ジャン・ジョレス 戦争に反対し、凶弾に倒れた社会主義者─上垣 豊……………………272
シオドア・ローズヴェルト 女性とともに世界帝国建設を志した文明の戦士─中野博文……………………288
ウィリー・レドモンド 西部戦線に散ったアイルランド自治の夢─森 ありさ……………………306
ローザ・ルクセンブルク 恐れを知らぬ、しかし人間愛に満ちた革命家─長沼 宗昭…………………322
サパタ 革命に裏切られた革命家─川上 英……………………336
ゾフィー・ショル ヒトラーに言葉で抗った儚くも勇ましき一輪の白いバラ─金田敏昌……………………352
ユリウ・マニウ ヒトラーとスターリンに抗った頑固爺─高草木 邦人……………………368
アジェンデ 社会主義と民主主義の両立を最期まで信じ続けた男─安井 伸……………………384
【執筆者略歴】………………………400