一般書籍

新・人と歴史 拡大版 42

日蓮と蒙古襲来

著者・編者 川添 昭二
判型 四六判
ページ数 248ページ
定価(税込) 1,980円
ISBNコード 978-4-389-44142-5
発売日 2021/07/20

内容紹介

■2021年は日蓮生誕800年にあたり、各地でその催しが行われている。
書名が示すように、蒙古襲来という未曽有の国難に日蓮が何を考え、どう行動したかを史実に即して述べるとともに、近代の国家主義者の日蓮理解の誤りを正している。

■1974年に発行の旧版「人と歴史 日蓮ーその思想と行動と蒙古襲来」を復刻。内容は同じだが、地名や送りかなを訂正、大幅に振り仮名を増やした。特に書籍や肖像画などの写真は鮮明にするために改めて拝借掲載、景観写真もすべて 最新のものに差し替えた。

目次(内容と構成)

新刊
日蓮聖人 生誕800年
「信仰は時代に生きる指針だ」


目次
まえがき
I 『立正安国論』とその前後
日蓮は時代に生きる
◇生い立ち ◇修学の旅 ◇清澄から鎌倉へ ◇国土の乱れ
論理と事実は重い
◇『守護国家論』の公表 ◇教えの浅深によれ ◇守護の善神は日本を捨てた
内乱と外寇の予言
◇『立正安国論』の上申 ◇他国侵逼難・自界叛逆難 ◇法と国家 ◇弘長元年・文永八年の法難
Ⅱ 蒙古国書の到来
東アジア世界のなかの日本
◇風波の荒さ ◇蒙古の国書 ◇国家の大事
身命を捨てて国恩に報じよう
◇予言の書 ◇国の為め,法の為め,人の為め ◇『立正安国論』の再活用 ◇『法華経』の力
日蓮を誤るもの
◇人の心もやわらいで ◇『十一通書』 ◇日蓮は元寇の予言者といえるか ◇小倉説の基本的な欠陥
おもいあう祈り
◇信奉者の増大 ◇すぐれた馬に鞭をあてる ◇三事相応して一事を成す ◇大師講
Ⅲ 文永八年の法難
日本国は釈尊の所領
◇釈尊御領 ◇この身はどうなってもよい ◇行敏の訴状 ◇忍性・良忠・道教
法華一揆はなぜおこったか
◇『行敏訴状御会通』 ◇阿弥陀を火に入れ,水に流す ◇『法華経』守護のためには武器をとれ
竜口法難はおこるべくしておこった
◇得宗誹謗 ◇鎌倉の市政と防衛体制 ◇おもてには遠流 ◇わけもなく死罪に
竜口法難の構造
◇弟子への弾圧 ◇信徒への弾圧 ◇信奉者二六〇余人
防衛体制の強化
◇東国御家人の九州下向 ◇大友・島津氏の九州下向
佐渡から身延へ
◇佐渡配流 ◇典籍の収集と伝道 ◇三たび諫めてきかれず
Ⅳ 異国合戦―文永の役―
壱岐・対馬のごとく
◇熱原法難 ◇御用あらば ◇涙もとどまらず ◇国はまさに滅びようとしている
文永の役に“神風”は吹いたか
◇“神風”論争 ◇“神風”史料 ◇蒙古の船は皆馳せて帰っていた ◇通説再確認 ◇蒙古王を召し取れ ◇日蓮における“神風”
よしなき海を守り
◇国の亡びるが第一の大事 ◇わが一門に兵士はまだなし ◇宋の滅亡と日蓮
Ⅴ 終焉の章―弘安の役と日蓮の死―
日蓮と武士信徒
◇富木常忍のこと ◇千葉氏の被官として ◇千葉氏と九州 ◇防衛体制と富木常忍 ◇隣国の聖人
心静かな仏の世界へ
◇異賊ふたたび来たる ◇曽谷氏のこと ◇不安を超越して ◇身つかれ心いたむ ◇秋風にわずかの水 ◇高山樗牛の日蓮理解
年 譜
参考文献