内容紹介
江戸時代の測量といえば、直ちに伊能忠敬が連想され、蝦夷地をはじめ日本全土を忠敬一人が測量したように伝えられるが、忠敬の測量した蝦夷地の地域は限定され、できあがった地図は半分欠けたものである。その余は、間宮林蔵の実測により、完全な蝦夷地全図に仕上げられたのである。
本書は、従来の間宮林蔵伝に関する誤りを正し、林蔵の事蹟を明白にするために書き下ろされた画期的な書で、著者四〇余年の研究成果を世に問うた力作である。
目次(内容と構成)
はじめに
Ⅰ 林蔵の生い立ち
Ⅱ 壮年時代
Ⅲ 晩年時代
おわりに
年譜
参考文献
さくいん