内容紹介
一〇世紀の中国は、分裂から統一への激動の時代であった。
世紀はじめに唐朝が崩壊し、半世紀も続く五代十国とよばれる乱世をおさめ、ふたたび中国を統一したのは宋の太祖と太宗とであった。二人は統一事業を遂行するなかで、唐代の貴族制に代わる新しい君主独裁体制を完成した。
本書は、激動の世に生き、新しい時代をきり開いた二人の皇帝の生涯をたどり、その人間像を鮮明に浮かび上がらせた労作である。
目次(内容と構成)
はじめに
Ⅰ 五代乱離
Ⅱ 統一国家の建設
Ⅲ 独裁君主の登場
あとがき
年譜
参考文献
さくいん