内容紹介
十二世紀のなかごろ、モンゴル族としてこの世に生まれ、幼くして父を失う逆境から身を起こしてモンゴル族を統一し、東アジアや西アジアの文明地域を支配下に収め、ユーラシア大陸の諸都市を馬蹄の下に踏みにじり、文明の破壊とともに東西交通の発展をもたらした成吉思汗。
この成吉思汗についての著作は昔から数多いが、本書はそうした研究成果の上に立って、あえて著者自身の成吉思汗像を世に問おうとするものである。
目次(内容と構成)
序
Ⅰ 草原の世界
Ⅱ 王者への道
Ⅲ 世界の征服者
終章 成吉思汗―その人と国家
あとがき
年譜
参考文献
さくいん