一般書籍

新・人と歴史 拡大版 05

六朝貴族の世界 王羲之〔新訂版〕

著者・編者 吉川 忠夫
判型 四六判
ページ数 223ページ
定価(税込) 1,980円
ISBNコード 978-4-389-44105-0
発行年月日 2017/04/11

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内容紹介

すぐれた造形性をそなえた漢字の美を発見し、芸術としての「書」を確立した六朝人は、漢帝国の崩壊によって儒教的規範から人間を自由にし、あらゆる営みに価値をみいだした。
王羲之は「書聖」とよばれている。
しかし、書聖王羲之は彼の全体像の一部分にしかすぎない。
彼の書は、貴族にふさわしい教養のひとつとしてあったのである。
本書は王羲之の生きた時代を語り、彼を通じて四世紀の中国を生きた、一知識人の全体像を生き生きと描いたものである。

目次(内容と構成)

まえがき
序 六朝という時代
Ⅰ王羲之の書の探索
Ⅱ けわしき世相―王羲之とその時代
Ⅲ いかに生きるべきか―王羲之の生活・信仰・思想・芸術
あとがき
年譜
参考文献
さくいん