一般書籍

菊池寛

人と作品

著者・編者 福田 清人 編/小久保 武 著
判型 新書
ページ数 214ページ
定価(税込) 1,320円
ISBNコード 978-4-389-40127-6
発行年月日 2018/4/11

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内容紹介

「文藝春秋」を立ち上げ直木賞、芥川賞を創設した菊池寛。彼は偉大なる作家であるよりも前に、まず、偉大なる生活者、偉大なる常識人、ざせつを知らぬ偉大なる実行家であった。文学や芸術に対してロマンチックな幻想を持たないリアリスト菊池寛。「人生第一、芸術第二」この言葉に菊池寛の全ては語り尽くされている。

目次(内容と構成)

第一編 菊池寛の生涯
 一、貧しい生い立ち
  士族の家柄に生まれる
  冷たい父と暖かい母
  早熟な「もず博士」
  にがい貧乏の味
  「わいた」と図書館通いの中学時代
 二、青春放浪時代
  高等師範に推薦入学
  高等師範を追われる
  文学をこころざす
  養父から離縁される
  一高の享楽生活
  友の罪を着て一高退学
 三、作家修業時代
  京都大学に進む
  第三次『新思潮』の同人となる
  京都大学を卒業する
  時事新報の記者となる
  漱石の死を取材する
 四、新進作家からジャーナリストへ
  『中央公論』から執筆を依頼される
  「父帰る」上演される
  流行作家となる
  『文芸春秋』を創刊する
  関東大震災に会う
 五、文壇の大御所
  衆議院議員に立候補
  芥川・直木賞を設定
  ファシズムの嵐
  日本の破局と寛の晩年
第二編 作品と解説
 父帰る
 無名作家の日記
 忠直卿行状記
 屋上の狂人
 恩讐の彼方に
 蘭学事始
 入れ札
 真珠夫人
 年譜
 参考文献
 さくいん