内容紹介
36年の短い生涯の中で数々の名作を生み出した国木田独歩。幼少期を山紫水明の地で過ごしイギリスの浪漫詩人ワーズワースの影響を受けた彼の作品には美しい詩情が漲り、時代を超えた魂の新鮮さで私たちの心の中に生きている。本書では読者一人一人に親しみ深く語りかける独歩の人生を描く。
目次(内容と構成)
第一編 国木田独歩の生涯
武蔵野の道
生いたち
亀吉を廃す
独立
恋愛
小説家独歩
第二編 作品と解説
詩
『武蔵野』
源おぢ
武蔵野
『独歩集』と『運命』
牛肉と馬鈴薯
富岡先生
少年の悲哀
運命論者
春の鳥
『濤声』
鎌倉夫人
『独歩集第二』と『渚』
窮死
竹の木戸
年譜・参考文献
さくいん