内容紹介
高浜虚子は近代俳句の巨匠である。正岡子規に兄事した彼は七十年の長きにわたる俳句生活を続けた。優れた写生文家として、写生文を日本文章の粋にまで昇華せしめ、近代文学史上に大きな功績をもたらした彼の生涯を振り返る。
目次(内容と構成)
第一編 高浜虚子の生涯
子規文学を継いで
自然に育まれた幼年の日
貧しさに負けず
俳人として立つ
文学への執念
円熟期をむかえる
春風駘蕩としていた晩年
第二編 作品と解説
花鳥諷詠の道
写生文の道
浅草寺のくさぐさ
風流懺法
斑鳩物語
俳諧師
続俳諧師
道
柿二つ
連作『虹』
年譜
参考文献
さくいん