内容紹介
近代日本の黎明期に生まれた坪内逍遥は、その鋭敏な感覚で素早く時代の方向をキャッチし、明治・大正・昭和の三代を通じて、新しい道を切り開いていった。本書はこの偉大なる先覚者坪内逍遥の、汲めどもつきぬ内容豊かな人生ドラマを振り返る。
目次(内容と構成)
第一編 坪内逍遙の生涯
故郷とその幼年時代
少年時代
青年時代
小説の革新
「早稲田文学」のころ
教育の革新
演劇の革新
「文芸協会」前後
著述翻訳のころ
晩年
第二編 作品と解説
当世書生気質
細君
桐一葉
新曲浦島
役の行者
小説神髄
(逍遙における)シェイクスピア翻訳の実例
年譜
参考文献
さくいん