内容紹介
武者小路実篤は単なる芸術家ではない。芥川龍之介をして「文壇の天窓を開け放って爽な空気を入れた」といわしめた。自分をよく生かすことはそのまま人類をよく生かすことに通ずる、という「個」と「人類の意志」との直接的な合一を追い続ける思想家でもあった。
目次(内容と構成)
第一編 武者小路実篤の歩んだ道
幼年時代
少年時代
青年時代
トルストイ接近
『白樺』への道
トルストイ
自己形成への道
「新しき村」へ
生命讃美の文学
第二編 作品と解説
お目出たき人
戯曲『その妹』
幸福者
友情
愛と死
暁
真理先生
年譜
参考文献
さくいん