一般書籍

新装版 人と思想 62

エラスムス

著者・編者 斎藤 美洲
判型 新書
ページ数 192ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42062-8
発行年月日 2015/9/10

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内容紹介

単なる地名以上の,たとえば文化の世界としてのヨーロッパ,あるいはそのヨーロッパが生み出したところのヒューマニズム――そういうことを考えると,たちまちエラスムスという人物がクローズ-アップされる。なぜなら彼はよく「ヒューマニストの王者」とか「ヒューマニズムの元祖」と呼ばれるヨーロッパ人だったからである。彼はヨーロッパの国々を超えて活動した。どうしてそれが可能であったのか?そのありようが理解されることも,この書の狙いの一つである。

目次(内容と構成)

まえがき
Ⅰ 青年時代――古典の好きな修道士
   一、ヨーロッパという世界
   二、エラスムスの誕生
   三、ラテン語教師
   四、新しい神学への道
Ⅱ 壮年時代――代表的クリスチャン-ヒューマニスト
   五、著述家エラスムス
   六、『痴愚神礼賛』
   七、「ユリウスのラッパ」
   八、ヨーロッパ-キリスト教国の大学者
   九、宗教改革・ルターとエラスムス
Ⅲ 晩年――孤立する静観者
   一〇、バーゼルにおけるエラスムス
   一一、終焉
   一二、エラスムスの人間像
    年譜
    参考文献
    さくいん