一般書籍

新装版 人と思想 61

マイネッケ

著者・編者 西村 貞二
判型 新書
ページ数 200ページ
定価(税込) 1,320円
ISBNコード 978-4-389-42061-1
発行年月日 2016/3/25

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内容紹介

現代ドイツ最大の歴史家マイネッケは,九一年にわたる生涯において,ビスマルク第二帝国の建設と終焉,ヒトラー第三帝国の崩壊という歴史的変動を身をもって体験し,これを自己の研究に刻印づけた。その意味で彼の苦渋に満ちながらも輝かしい業績は,ドイツ近代100年の象徴とも言えるであろう。「政治」と「歴史」を座標軸として展開したマイネッケ史学は,枝葉末節を事としがちな現代歴史学について改めて反省を促した。彼の悪戦苦闘はわれわれを深く感動させずにはおかない。

目次(内容と構成)

まえがき
Ⅰ 遠い道
   歴史への志向
   シュトラスブルクからベルリンへ
   ナチスとのたたかい
Ⅱ 師、友、そして論敵
   回想の師
   或る友情
   論争
Ⅲ 政治と歴史
   近代ヨーロッパ精神史の座標
Ⅳ 政治の基礎づけ
   国民国家
   クラートスとエートス
   ヒトラー主義の告発
Ⅴ 歴史の基礎づけ
   「個と普遍」・「自由と必然」
   価値と因果
   個性と発展
   年譜
   参考文献
   さくいん