一般書籍

新装版 人と思想 49

ホッブズ

著者・編者 田中 浩
判型 新書
ページ数 232ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42049-9
発行年月日 2014/9/10

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内容紹介

世界初の市民革命である「ピューリタン革命」の真っ只中にあって,新しい近代国家や近代社会の理論を構築した「近代国家論の祖」トマス・ホッブス。人間の「生命の尊重」に最高価値を置く「自由・平等・平和」を実現する国家・社会・人間論を体系化し,全人類が民主主義の精神を理解できるようにした。その意味ではロックもルソーもマルクスも正当な「ホッブスの子」である。ホッブスの思想は,現代の「不安な時代」に生きる私たちが,「いかに生きるべきか」「何をなすべきか」について,もっとも貴重な教訓を与えてくれている。

目次(内容と構成)

はじめに ――近代国家論の祖ホッブズ
Ⅰ ホッブズに先行した時代と思想
   近代国家の特色 ――「一つの権力」「一つの法」
   ホッブズ解釈の困難性・複雑性
   イギリス伝統の政治思想
   一七世紀後半の「憲法闘争」と政治思想
Ⅱ ホッブズの生涯
   大学卒業まで
   修業時代
   亡命時代
   帰国から死まで
Ⅲ ホッブズの思想体系
   ホッブズ思想の中核 ――政治思想
   ホッブズの「人間論」
   ホッブズの「主権論」
   ホッブズの「宗教論」
   ホッブズ思想の影響力
おわりに
年譜
参考文献
さくいん