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人と作品

正岡子規

著者・編者 福田 清人 編/前田 登美 著
判型 新書
ページ数 200ページ
定価(税込) 1,320円
ISBNコード 978-4-389-40111-5
発行年月日 2017/8/28

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内容紹介

正岡子規の名は、近代文学において不朽である。彼は俳人であり、歌人であり、写生文家であった。同時に彼の生涯は病魔との闘いの連続であった。
「写生」を基盤とした俳句革新、短歌革新、写生文創始などの業績は、かれの小さな病室でなされたのである。しかし彼は野心家であった。日毎に衰弱していく肉体の中で、彼の野望は火のごとく燃えあがった。彼こそは短詩型文学の父であり、おそらく俳句や短歌が消滅しないかぎり、彼の名は永遠に伝えられるであろう。

目次(内容と構成)

第一編 正岡子規の生涯
 不屈の一生
 やさしい少年時代
 大志を抱く―血気に燃えて―
 野望の鬼
 闘病のはてに―短く、たくましく―
第二編 作品と解説
 革新の火―俳句―
  寒山落木
  俳句稿
 写生の道―俳論―
  俳諧大要
  俳人蕪村
 更に短歌を―短歌―
  竹の里歌
 既成歌壇攻撃―歌論―
  歌よみに与ふる書
 写生文の道―小説・随筆―
  月の都
  小園の記 その他
  松羅玉液 墨汁一滴 病床六尺
  仰臥漫録
年譜・参考文献
さくいん