一般書籍

斎藤茂吉

人と作品

著者・編者 片桐 顕智 著
判型 新書
ページ数 224ページ
定価(税込) 1,320円
ISBNコード 978-4-389-40118-4
発行年月日 2017/8/29

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内容紹介

斎藤茂吉は、山形県上山市在に生まれ、医師を志して一家をなし、かたわら、近代歌人の巨匠となった。子規の根岸派の写生論を継承して、実相観入の歌論に発展させ、万葉集を主とする古典研究には、独自の足跡を残した。また「赤光」にはじまるその歌風は、真の意味の近代性をうちたて、膨大な作品となった。大正期のアララギ時代の現出は、茂吉の歌論と実作によるものといっても過言ではない。茂吉が近代文学史上に残した業績は、まことに広大であるといわざるを得ない。

目次(内容と構成)

第一編 斎藤茂吉の生涯
 茂吉のふるさと
 中学・一高時代
 「赤光」から「あらたま」への時代
 長崎時代
 滞欧時代
 「ともしび」の時代
 「たかはら」「連山」「石泉」の時代
 「白桃」「暁紅」「寒雲」のころ
 戦争時代
 大石田時代
 晩年
第二編 作品と解説
 「赤光」の歌
 「あらたま」の歌
 「ともしび」の歌
 「白桃」の歌
 「小園」の歌
 「白き山」の歌
年譜
参考文献
さくいん