内容紹介
ホーム > 一般書籍 > 人と作品シリーズ > 宮沢賢治
人と作品
宮沢賢治
宮沢賢治
著者・編者
福田 清人 編
岡田 純也 著
判型
新書
ページ数
216ページ
定価(税込)
1,320円
ISBNコード
978-4-389-40108-5
発売日
2016/08/30
宮沢賢治
内容紹介
陸奥花巻の富裕な商家の長男として生まれた宮沢賢治は、思春期に受けた法華経の感動を生涯持ち続けた。賢治はすべての生物の究極の幸福を理想として掲げ、一時社会主義にも接近していった。そして、独居自耕自炊の生活にとび込み、東北農民の改革に奔走した。生前出版した心象スケッチ集『春と修羅』、近代児童文学の傑作・童話集『注文の多い料理店』も、そのユニークさのゆえに文壇の評価をみるに至らなかった。法華経にうらづけられた社会をめざし猛進した賢治だったが、病魔が三十七歳の肉体を蝕んだ。不遇な一地方作家の清冽な生涯であった。
目次(内容と構成)
第一編 宮沢賢治の生涯
陸奥の少年時代―賢治文学の母胎―
懐疑と絶望に誘われて―文学的出発―
あらゆる生物の幸福を索めて―膨張する心象世界―
心象スケッチの開花―詩人の自負―
献身と奉仕の中で―農村救済に奔走―
夢は枯野を―狂おしく調和を求めて―
第二編 作品と解説
短歌
無声慟哭
小岩井農場
和風は河谷いつぱいに吹く
ひとひはかなく
雨ニモマケズ
銀河鉄道の夜
グスコーブドリの伝記
風の又三郎
かしはばやしの夜
年譜
参考文献
さくいん