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フッサール 電子書籍版

新装版 人と思想 72

著者・編者 加藤 精司
ページ数 216ページ
定価(税込) 850円
発行年月日 2017/10/27

内容紹介

「事象そのものへ」をモットーとしてフッサールは二〇世紀哲学の新境地を拓いた。『論理学研究』から『学問の危機』にいたるまで,彼は言語・記号,時間意識,他者問題,相互主観性,生活世界など幾多の今日的話題を提供している。しかしまた,世紀の転回期に生きた彼は,明証性・純粋意識・超越論的(先験的)主観性など伝統的概念を使って思索している。それは古典的哲学者としてのフッサールの姿でもある。彼は伝統と革新の,新旧両思想の結接点である。
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目次(内容と構成)

フッサールについて
序論――フッサールとその時代
Ⅰ フッサールの歩んだ道――生涯と著作
   修学時代
   ハレ時代
   ゲッチンゲン時代
   フライブルク時代
Ⅱ フッサールの思想――哲学と思索
   純粋論理学――『論理学研究』
   還元と志向性――『イデーン』
   他者問題――『デカルト的省察』
   危機と生活世界――『危機』
   超越論主義――『ブリタニカ』草稿
   フッサールと今日
   あとがき
    年譜
    参考文献
    さくいん