一般書籍

サルトル 電子書籍版

新装版 人と思想 34

著者・編者 村上 嘉隆
ページ数 200ページ
定価(税込) 850円
発行年月日 2017/10/27

内容紹介

サルトルは現代フランスを代表する哲学者であり,作家であり,劇作家,評論家でもある。彼は冷厳な実存主義者として,人間の存在は「無」であるが故に可能性を持つのであるという立場をとり,作品の中でも神や俗人も含めて「無」の入り込む余地のない物的存在を認め,不条理の哲学をあらゆる行動の中で示した。
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目次(内容と構成)

Ⅰ サルトルという人
  サルトルとボーヴォワール
  サルトルの歩んできたみち
Ⅱ サルトルの思想
  明晰なる無償性
   哲学的私生児
   無神論的実存主義
  保留された自由
   即自存在と対自存在
   待機
   演技(他者の前での物化)
   束縛の文学
  客体化された自由
   変貌するサルトル
   自由の化石
   客体への責任
  集団となった自由
   『弁証法的理性批判』
   サルトルの実存主義
あとがき
年譜
参考文献
さくいん