内容紹介
2019年、人類はついにブラックホールの姿をとらえた。
そればかりではなく重力波、ダークマターなど、さらなる謎の解明にも挑んでいる。
また、はやぶさ2に代表されるように、探査機による宇宙探索の手は太陽系、さらには太陽系外へと広がっている。
深遠な宇宙の広がりとその成り立ち。
天文学は科学技術の進歩とともに技術の進歩とともに劇的に発展している!
地球科学の最新情報がビジュアルとチャートでよくわかる!
目次(内容と構成)
はじめに
TOPICS 目覚ましい進歩を続ける天文学の世界
1 人類はついにブラックホールの姿をとらえた
2 世界トップの小惑星探査プロジェクト「はやぶさ1」「はやぶさ2」
3 重力波をつかまえろ
4 120億光年かなたの宇宙で200個の原始銀河団を発見
5 132億光年かなたの「宇宙の塵」の発見
6 超新星の大量発見
7 135億光年かなたの星形成の痕跡を発見
8 すばる望遠鏡が土星の衛星を新たに20個発見
Chapter 1 宇宙の誕生と進化
■ 膨張する宇宙と原子の誕生
■ 宇宙の晴れ上がり
■ 原始星の誕生
■ 原始星の終末と新たな物質の生成
■ リサイクルされている宇宙の資源
【コラム】 星の質量によって異なる超新星爆発の結果
■ 星間物質と星雲
■ 宇宙の進化に欠かせない超新星爆発
【コラム】 超新星爆発とニュートリノ仮説
■ 宇宙初の銀河の出現
■ 現在の宇宙には銀河はどれほど存在しているのか
【コラム】 地球から最も遠い銀河!?
■ 銀河で繰り広げられる大イベント「スターバースト」
■ 銀河の分類
■ 宇宙の大規模構造
■ 宇宙をつくるのに欠かせなかった「謎の物体・ダークマター」
【コラム】 宇宙に満ちている!? ダークマターとダークエネルギー
■ 星の分布
【コラム】 星の一生
Chapter 2 天の川銀河の構造と太陽系の形成
■ 天の川銀河の構造
■ 銀河の中心とブラックホール
■ 原始太陽系星雲の形成と微惑星の誕生
■ 原始地球の誕生
■ ジャイアント・インパクト
■ こうして月は誕生した
■ 誕生した8つの惑星
■ 木星型惑星大移動によって地球は「水の惑星」になった
【コラム】 木星型惑星大移動説を裏づけたタギシュ・レイク隕石
Chapter 3 地球と月の進化
■ 地球生命の誕生
■ 降り続く雨が海を中和し、大気圧を低下させ、磁場を出現させた
【コラム】 ①最後の地磁気逆転とチバニアン時代
②今も変化を続けている地球磁場
■ 地球の内部構造
【コラム】 地球の未来
■ 月と地球の関係
■ 月探査の最前線
Chapter 4 進む太陽系探査
■ 太陽系の惑星は「地球型」と「木星型」
■ 太陽の素顔
■ 太陽フレアとプロミネンス
■ 24年ぶりの巨大黒点出現
【コラム】 月が太陽を覆い隠す日食のメカニズム
■ 水星 太陽に最も近い軌道を周回する惑星
■ 金星 太陽と月の次によく見える明星
■ 火星 四季のある地球とよく似た惑星
■ 目覚ましい火星探査の歴史
■ 木星 太陽系最大の大きさを誇るガスでできた惑星
■ 木星の衛星
▼ イオ[Io]
▼ エウロパ[Europa]
▼ ガニメデ[Ganymede]
▼ カリスト[Callisto]
■ 土星 美しい環をもつ巨大なガス惑星
■ 土星の衛星
▼ タイタン[Titan]
▼ ディオネ[Dione]
▼ エンケラドス[Enceladus]
▼ テティス [Tethys]
▼ ミマス[Mimas]
▼ イアペトス[Iapetus]
▼ ヒペリオン[Hyperion]
▼ レア[Rhea]
■ 天王星 横倒しに自転する惑星
■ 海王星 太陽系の最も外側を回っている惑星
■ 太陽系を巡る5つの準惑星
▼ 冥王星[Pluto]
▼ エリス[Eris]
▼ セレス[Ceres]
▼ マケマケ[Makemake]
▼ ハウメア[Haumea]
■ 小惑星―惑星になれなかった小さな星たち
■ 海王星軌道の外側に位置する太陽系外縁天体
■ 彗星―天空に降り注ぐ箒星
■ 恒星間天体―太陽系の重力にとらわれない小天体
おわりに―人類は壮大な宇宙の旅人だ