一般書籍

最新 天気予報のすべてがわかる!

GEOペディアシリーズ

著者・編者 青木寿史 (監修)
判型 B5
ページ数 176ページ
定価(税込) 3,080円
ISBNコード 978-4-389-50116-7
発行年月日 2020/06/12

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内容紹介

地球の天候の激変と,繰り返される「100年に一度の災害」─今や天気予報は“大切な命"を守るために不 可欠となっている。
その天気予報がどうやって出されるのか,どう利用すればいいのか。天気予報の最新情報全てを網羅!
気象予報士をめざす人はもちろん日常生活に役立つ知識が満載!
地球科学の最新情報がビジュアルとチャートでよくわかる!

目次(内容と構成)

1 Chapter 1 「最新天気予報」のすべてを知る
天気予報で命を守る時代になってきた
■ 日本の気象情報を統括している気象庁
■ 気象庁が発表する天気予報の区域
「一次細分区域」と「市町村等をまとめた地域」
気象庁が発表する主な天気予報
1 出かける前にチェックしたい「天気予報」
■ 全国の天気
■ 全国の翌日と翌々日の天気/■ 全国の当日と翌日の気温
■ 地方ごとの天気予報
■ 府県予報区域ごとの天気予報
週間天気予報
■ 全般週間天気予報と全国主要地点の週間天気予報
■ 府県週間天気予報
天気分布予報
地方ごとの天気分布予報
地域時系列予報
2 「降水短時間予報」で10分先の降水確率を知る
■ 降水短時間予報
3 「レーダー・ナウキャスト」で異常気象に対処する
レーダー・ナウキャスト/雷ナウキャスト
竜巻発生確度ナウキャスト
■ 大事な命を守る「高解像度降水ナウキャスト」
4 長期のプランを立てるなら「季節予報」
季節予報
全国の降水量、日照時間、降雪量の季節予報を見る/「全般予報」でより詳しい情報を得る
「全般予報の解説資料」を読む
各地方の季節予報を見る/【コラム】 季節予報のページの地図表示の見方
■ 2週間気温予報
気象庁が発表する「最新の気象データ」をチェックする
■ 「最新の気象データ」でチェックできる主な項目
① 降水の状況
② 風の状況/③ 気温の状況
④ 特定期間の気象データ
気象庁が発表している「天気図」をチェックする
天気図(実況・予想)/❶「日本周辺域」の表示例
❷「アジア太平洋域」の表示例
「海上警報・海上予報」をチェックする
❶「海上予報」の表示例/❷「海上警報」の表示例
❸「海上分布予報」の表示例
気象庁が発表する「気象警報・注意報」で命を守る
●「早期注意情報・注意報・警報・特別警報」の表示例
「大雨・洪水警報の危険度分布」をチェックしよう
①大雨警報(土砂災害)の危険度分布/●「大雨警報(土砂災害)の危険度分布」の表示例
②大雨警報(浸水害)の危険度分布/●「大雨警報(浸水害)の危険度分布」の表示例
③洪水警報の危険度分布
●「洪水警報の危険度分布」の表示例
最新の「台風情報」で自分の命を守ろう
● 台風情報の表示例
■ 気象庁の情報と市町村の対応、そして住民がとるべき対応

Chapter 2 正確な天気予報は気象観測から始まる
1 地上の観測
■ 主な地上気象観測用機器
■ 全国を網羅するアメダス観測網
2 高層の観測
■ 高層観測の主力は「ラジオゾンデ」z
■ ウィンドプロファイラによる高層気象観測
■ 綿密な天気予報を可能にする高層天気図
3 レーダーによる観測
■ 気象レーダーのメカニズム
4 海上の観測
■ レーダー式波浪計による沿岸波浪の観測
■ 海洋気象観測船での観測
【コラム】 太平洋北半球深層でのフロン類発見は世界初
■ 気象庁が発表する「沿岸波浪情報」と「外洋波浪情報」
【コラム】 気象庁の波浪情報を補完する国土交通省の「ナウファス」
■ 海洋気象観測船による地球環境の監視
【コラム】 海洋気象観測で見えてきた気候変動のメカニズム
5 気象衛星による観測
■ 世界の気象衛星観測網
■ 日本の気象衛星「ひまわり」
天気予報で不可欠となった「スーパーコンピュータ」
■ 1959年にコンピュータ導入
■ アンサンブル予報システムを活用した「早期天候情報」
■ 天気予報とコンピュータ
世界的に進められているWMO全球大気監視(GAW)計画
【コラム】 南極「昭和基地」アルバム

Chapter 3 学び直しておきたい気象の基礎知識
1 私たちは大気の圧力を受けているのか
2 風はいつ吹き始めるのか
3 海風はなぜ吹くのか
4 風の吹く向きはどのように決まるか
5 日本の天気はどうして西から変わるのか
6 天気図はどのように見ればよいか
7 私も天気図を描けるか
8 偏西風の流れは何を見ればわかるのか
9 気団はなぜできるのか
10 前線が来ると天気はどう変わるか
11 温帯低気圧はなぜできるのか
12 台風はどうして発生するのか
13 冬の太平洋側と日本海側はなぜ天気が違うのか
14 春や秋はなぜ三寒四温になるのか
15 なぜ日本には梅雨や秋雨があるのか
16 日本の夏はなぜ蒸し暑いのか
17 海はなぜ塩っぱいのか
18 波はどこから来るのか
19 海流はなぜ起こるのか
20 「エルニーニョ」「ラニーニャ」が異常気象を起こすのはなぜか
21 温暖化なのに大雪になるのはなぜか
22 上空ほど寒いのはなぜか
23 上空ほど空気が薄いのか
24 太陽からの熱で地球は熱くならないのか
25 雨が降っても大気中の水分はなくならないのか
26 寒いと洗濯物が乾きにくいのはなぜか
27 フェーン現象で暑くなるのはなぜか
28 夏に大気が不安定になるとなぜ夕立が起こるのか
29 いろいろな雲が浮いているのはなぜか
30 雨は雲からどのように降ってくるのか

Chapter 4 異常気象のメカニズム
梅雨と台風が合わさって広範囲かつ記録的な雨量に
東日本が大寒波に見舞われ、都市生活は大混乱
局地的な大雨で土砂災害発生
相次ぐ台風の影響で大規模な水害が発生
梅雨前線の停滞で記録的な大雨に
大雪による死亡者が132 人に
積雪記録を各所で更新
空梅雨で未曾有の大渇水に
冷夏で農作物に大打撃
大統領も“ 温暖化” を待ち望むほどの寒波
世界中で猛暑、最高気温を各所で更新
猛暑で路上生活者が多数犠牲に
豪雨のヨーロッパで避難民続出
オーストラリアでは、過去最大の降水量で洪水が頻発
ロシアで少雨と干ばつが発生、小麦が記録的な不作に