内容紹介
三十歳を超えてから医学を志し,終生を恵まれぬアフリカ,ランバレネの黒人のために尽くした彼は,一九五二年にノーベル平和賞を受けて一躍有名になった。しかし,この間「文化哲学」など多くの著書をものにしているのは,慈悲に満ちた生活のうちに,常に人類文化に対する危機感を持ちつづけていたことを物語る。
目次(内容と構成)
Ⅰ シュバイツァーの生涯
しあわせな幼少時代
理想にもえる青年時代――学問と芸術――
直接奉仕の道
Ⅱ シュバイツァーの思想
著作について
植民地アフリカについて
文化哲学について
第一部『文化の退廃と再建』
第二部『文化と倫理』
年譜
参考文献
さくいん