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新刊

日本史探究ワークショップ2 鎌倉幕府はジェンダーをどう定めたか?

著者・編者 野村 育世
判型 A5判
ページ数 92ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-50163-1
発行年月日 2026/7/3

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内容紹介

女性の財産は、結婚したらどうなるのか?守護と地頭,女性がなれるのはどっち?・・・いつの時代にも,時の政権は法によって性別による違いを定めました。本書では,北条泰時が制定した御成敗式目と,幕府法廷の判決文から,鎌倉幕府はジェンダーをどう定めたのか,それがなぜ,どのように変わっていくのか,を読み解きます。


◆著者略歴
1960年,東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。専門は日本中世史。女子美術大学付属高等学校・中学校教諭を経て,現在,
女子美術大学非常勤講師。

主要著書・論文
『北条政子―尼将軍の時代』(吉川弘文館、2000年)
『烏帽子と黒髪―中世ジェンダー考』(同成社、2024年)
『蜘蛛―なぜ神で賢者で女なのか』(講談社、2025年)
「有田焼の創始者 百婆仙についての基礎的研究」『日本研究』62、2021年 ほか


目次(内容と構成)

はじめに
 ジェンダーとは何でしょう?
 ジェンダーの歴史学と女性史の伝統
 ジェンダーは政治が決める
 本書のテーマ
 北条泰時の書状

第1章 北条泰時登場
 巨星が墜ちるとき
 北条泰時登場
 『吾妻鏡』と史料批判
 『吾妻鏡』が記した「王の死」
  北条政子と北条泰時の評伝について
 母のいない長男
 説話が語る泰時像
 伊賀氏陰謀事件
 目指せ、北条兄弟姉妹の連帯

第2章 御成敗式目をジェンダーの視点で読む
 北条泰時の手紙
 断り書きのある条文
 御成敗式目からジェンダー関係法を探そう
 守護は男、地頭は男女
 夫婦別財
 武士の親族結合
 後家の再婚の規制
 ジェンダー平等観

○もっと探究 潜入 鎌倉幕府法廷
  鎌倉幕府の裁判用語/母V.S.嫡子/嫡女 V.S. 嫡子/女性の勝訴が多かった

第3章 女子に譲るべからず
  13 世紀半ばからの変化
  一期分
  一期分成立の背景は
  女子に譲るべからず
  後家改嫁は噂だけで事実と見なす
  後家女子知行の鎮西所領
  それでも娘に譲りたい父親たち
  所領がないと路頭に迷う

おわりに
  あらゆる政権はジェンダーを規定する
  ジェンダーバイアスに気を付けよう
  自由に生きるためのジェンダー史