一般書籍

新装版 人と思想 22

ニーチェ

著者・編者 工藤 綏夫
判型 新書
ページ数 240ページ
定価(税込) 1,100円
ISBNコード 978-4-389-42022-2
発行年月日 2014/9/10

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内容紹介

神は死んだ――とニーチェは叫ぶ。今や人間が超人でなければならない。これがニーチェの思想の原型である。そして,彼は存在の本質は生成だとし,「在る」ということは「成る」ことである。つまり「成る力=力への意志」こそ生命そのものであることを述べている。この詩的哲学者の思索は『ツァラトゥストラ』が十二分に物語っている。

目次(内容と構成)

ニーチェについて
Ⅰ ニーチェの精神風土
  ニーチェ思想の反時代的な時代性
  ニーチェが生きた時代
  時代の三大思想潮流とニーチェ
  ニーチェをとりまく自然
Ⅱ ニーチェの生涯
  「小さい坊さん」の生い立ち ――幼年時代――
  魂の独立を求めて ――ブフォルタ学院時代――
  良師の理解ある導きのもとで ――大学生時代――
  青年と時代の教師ニーチェ ――バーゼル大学教授時代――
  たたかうニヒリスト ――新たな価値定立者としての自立――
  狂気の中での生の黄昏 ――小児の心への帰郷――
Ⅲ ニーチェの思想
  ニーチェ思想の根本性格
  ニーチェ思想の発展段階
  ディオニュクス的世界観
  自由精神の哲学
  ニヒリズム対決の倫理
  ニーチェ思想と現代
年譜
参考文献
さくいん