内容紹介
実存主義の開祖と仰がれるキルケゴールは,その青年時代に愛する父との魂の葛藤,美女レギーネとの熱烈な恋愛と婚約破棄,こうした悲痛な体験から実存的な思索へと入っていく。そして≪死に至る病≫≪あれかこれか≫を書き,「例外者」の名でヘーゲルに挑戦,個別者の主体的真理を神とのかかわりにおいて追求していく。
目次(内容と構成)
Ⅰ キルケゴールの生涯
キルケゴールと現代
キルケゴールをうんだ風土
キルケゴールが生きた時代
キルケゴールの生い立ち
Ⅱ キルケゴールの思想
匿名の表現形式について
審美的著作の思想について
哲学的著作の思想について
宗教的著作の思想について
キルケゴールと現代思想
あとがき
年譜
参考文献
さくいん