改めて知る 制定秘話と比較憲法から学ぶ日本国憲法

改めて知る 制定秘話と比較憲法から学ぶ日本国憲法

著者・編者
小川 光夫
判型
A5
ページ数
240ページ
定価(税込)
1,944円
ISBNコード

978-4-389-22568-1

発売日 2014/05/02
  • 改めて知る 制定秘話と比較憲法から学ぶ日本国憲法

内容紹介

本書の内容
“主張の前に読んで考える本”
「日本国憲法」を制定過程と比較憲法の視点から考察し,一定の判断力を育成することを主眼にして編集。憲法解釈論のみならず,各条文の特徴を憲法制定過程や他国の憲法を比較しながら具体的に示す。

 (本書「はじめに」より)
 「何故,日本国民は自国の憲法に無関心なのでしょうか。
  大学の法学部の学生であっても『日本国憲法』の条文や内容をおぼろげながらにでも
  説明できる者は数多くありません。ましてや一般の成人においては,
  すでに中学校の社会科『公民的分野』や高等学校の公民科『現代社会』『政治・経済』の
  科目で『日本国憲法』を学んできたとはいえ,覚えている人は少ないのです。
  本書は,『日本国憲法』をより詳しく知り,理解することだけではなく,
  『さまざまな国民的な課題にとり組む際の一助となれば』と考え,執筆しました。
    (中略)
  本書は,こうした解釈上の違いや矛盾を憲法制定過程と比較憲法の視点から考察し,
  『日本国憲法』について一定の判断力を育成することを主眼にして編集してあります。
  本書が既存の憲法書にとらわれない,歴史的事実にもとづいた書物であることは
  一読されれば明らかになるでしょう。
  本書は第1編から第4編で成り立っています。従来型の解釈論も4編の中で展開していますが,
  第1編,第2編,第3編のほとんどが『憲法制定過程』から憲法を学ぶように考え,
  編成しています。
  そして第4編では,これまでのような憲法解釈論のみならず,それぞれの問題点を
  憲法制定過程や他国の憲法と比較しながら具体的に示しています。
  安倍政権下で,憲法改正論議が盛んに行われていますが,是非,『日本国憲法』を
  その制定過程から学び,そして世界の憲法と比較・検討することを通して,
  自分たちの憲法についての理解を一層深めていただきたいと思います」


本書の特色

1.「日本国憲法」について,どのような時代背景のもとで,
 どのような課題をもち,どのような人びとによって担われたかを概観し,
 その制定にいたる歴史的な経緯をあきらかにしました。
 (→「第1編」)
2.「日本国憲法」の各条文について,その草案作成過程を詳細に辿りながら,
 草案の解釈にとどまらず,背景にある思想や考え方を紹介しています。
 (→「第2編・第3編」)
3.「日本国憲法」の各条文について,それぞれに語句説明や解釈を加えるとともに,
 同一性や類似性をもつ世界各国の憲法の具体的条文を豊富に呈示し,
 国際的な視点から「日本国憲法」の本質をとらえられるよう,
 編集に工夫をこらしました。
 (→「第4編」,例p.123~126)
4.「日本国憲法」の制定経過や条文解釈において,条文をより深く,
 あるいは別の視点から考察・理解できるよう,
 各種のコラムや裁判での凡例を随所に設けてあります。
 (→例「白洲次郎と吉田茂」p.56~57,「砂川事件」p.127)
5.付録には「日本国憲法」「大日本帝国憲法」の全条文と
 それぞれに語句説明を掲げました。
 (→p.216~240)

目次(内容と構成)

はじめに
第1編 「日本国憲法」と「ポツダム宣言」,マッカーサーの三原則
 Ⅰ 「ポツダム宣言」の受諾
 Ⅱ 連合国軍の占領と憲法改正の開始
第2編 民政局による帝国憲法改正草案作成
 Ⅰ 連合国軍総司令部(GHQ)民政局による憲法改正原案づくり
 Ⅱ 民政局と日本政府による憲法改正草案づくり
第3編 日本議会などでのGHQ草案審議
 Ⅰ 枢密院での憲法改正の審議
 Ⅱ 衆議院本会議での憲法改正審議
 Ⅲ 芦田小委員会と憲法改正審議
 Ⅳ 極東委員会と貴族院本会議および特別小委員会審議
 Ⅴ 参謀第二部(G2)と民政局(GS)の抗争と日本政府
第4編 「日本国憲法」の解説と世界各国の憲法
 「日本国憲法」前文
 「日本国憲法」第1章 天皇
 「日本国憲法」第2章 戦争放棄
 「日本国憲法」第3章 国民の権利および義務
 「日本国憲法」第4章 国会
 「日本国憲法」第5章 内閣
 「日本国憲法」第6章 司法
 「日本国憲法」第7章 財政
 「日本国憲法」第8章 地方自治
 「日本国憲法」第9章 改正
 「日本国憲法」第10章 最高法規
 「日本国憲法」第11章 補則
参考文献
「日本国憲法」
「大日本帝国憲法」



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